ラーメン店のオーナーへ
ラーメン店経営で成功するための秘訣・・・
ラーメン店経営を成功させるには3つの成功のポイントがあります。
①喫茶店業界を理解すること
②価格・商品・場所・流通・販促・利益の計画を立てること
③開業後の未来を想定すること
この3つは最低限おさえなくてはなりません。
非常に重要なポイントですので以下を必ずチェックしてください。
STEP1 業界の現状
食の定番メニュー
今や言わずと知れた国民的メニューであるラーメンですが、皆様はラーメン業界の現状をご存知でしょうか?
・ 2010年の家計のラーメンに対する年間支出金額は5,950円で前年度費105.9%
・ 都市別の中華そばへの年間支出金額は、名古屋市8,046円、岐阜市5,039円
・ ラーメン店の個人市場規模の推計は9,870円
・ 2011年の全国のラーメン店登録件数は34,072件で、愛知県は1,487件、岐阜県は487件
・ 2010年の推計市場規模は1店舗当たり3,690万円
(参照:総務省「家計調査年報(平成22年)総世帯」、NTT番号情報株式会社「iタウンページ」、財団法人食の安全・安心財団「外食産業市場規模」)
STEP2 繁盛店を目指す5P戦略
~Price価格~ 味が勝負
店舗独自の味を出すことができれば、ある程度の単価を上げたとしてもお客様を呼ぶことはできます。
~Product商品~ ブランドor独自性の選択
ご当地ラーメンや、家系ラーメン、大手フランチャイズ加盟店など、既にブランドイメージが出来上がっているラーメンで集客をしていくのか、逆に、ご自身独自のこだわりぬいたラーメンで戦っていくのか。リピーターを生み出す「味」が最終的なポイントになります。
~Place場所・流通~ 立地でメニューを使い分ける
立地によってメニューも使い分ける必要があります。
大学近くの学生街であれば低い価格や量が重要になり、都市部であれば豊富なメニューやサイドメニューで、車が主な交通手段である都市の大通り沿いでは駐車場の設備や営業時間、など出店する立地のターゲット層に応じて、戦略を立てるとことが重要です。
~Promotion販促~ 口コミを作り出す仕掛け
あえて店舗を小さくして外に行列を作ったり、これまであったラーメンの概念を覆すアイデアで話題を生み出したり、「限定」や「杯数制限」で希少性を高めたり、有名人の来店実績を掲げたり・・・など、味だけではなく、そういった施策が人々の口コミを作り出していくのです。
~Profit利益~ 仕入原価と利益を徹底管理
利益をしっかりあげるには、販売価格と利益を決定した上で、その利益が確実にあげられるような仕入れを行うことが必要です。または、仕入先を決めた上で、仕入原価に一定の利益を加えて価格を決定する方法もあります。
STEP3 ラーメン店の開業シミュレーション
数字はウソをつきません。
損益計算表(P/L)は一定期間(事業年度=1年間)にいくら儲かったかを教えてくれます。
経営上は、コストを抑えいかに経常利益を増やしていくかが重要となります。
変動費(原価) |
売上高 |
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固定費 |
売上総利益 |
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経常利益 |
(引用:上記比率は中小企業リサーチセンター「小企業の経営指標2010」の「黒字かつ自己資本プラス企業」の数値を抜粋)
優良ラーメン店の経営指標 (営業利益率2.6%)
【収益性】 |
【生産性】 |
【安全性】 |
(引用:上記比率は中小企業リサーチセンター「小企業の経営指標2010」の「黒字かつ自己資本プラス企業」の数値を抜粋。)
※当ページの内容は大同生命社のページを参考としております。