中華料理店のオーナーへ

中華料理店で成功するために

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中華料理店経営を成功させるには3つの成功のポイントがあります。

①喫茶店業界を理解すること
②価格・商品・場所・流通・販促・利益の計画を立てること
③開業後の未来を想定すること

この3つは最低限おさえなくてはなりません。
非常に重要なポイントですので以下を必ずチェックしてください。

 

STEP1 中華料理業界

競合の出現が加速する業界

共働きや単身世帯、高齢世帯が増えたことにより、中華料理関連の市場自体は大きくなってきたが、大型チェーン同士の競争激化や関連業種がこのマーケットに本格的に参入してきたことにより、業界全体でいえば動乱の時期ということができます。

・ 1世帯当たりの中華食(外食)への年間支出額は、全国平均4,328円に対して、名古屋市7,130円、岐阜市8,837円、津市2,827円
 中華料理店のiタウンページ登録数は、全国24,266件、愛知県1,534件、岐阜県383件、三重県356件
 人口10万人あたりの上記店舗数は、全国平均19.0件、愛知県20.7件、岐阜県18.3件、三重県19.0件
 全年齢層の外食で利用する店舗の業態上位5種は、1位西洋料理店(53.9%)、2位日本料理店(52.2%)、3位すし店(46.4%)、4位中華料理店(37.3%)、5位焼き肉店(34.5%)
 1事業所当たりの年間収入は日本料理店5,440万円、西洋料理店5,742万円、中華料理店4,796万円
 中華料理の個人市場規模は、推計7,412円

(参照:総務省「家計調査年報(平成22年)総世帯」、「サービス業基本調査(2004年)」、NTT番号情報株式会社「iタウンページ(2011年)」)

 

STEP2 繁盛店を目指す5P戦略

~Price価格~ コンビニやファーストフード店を考慮した価格設定

一般の消費者がターゲットの場合、「お弁当」という商品の魅力は、比較的お手ごろな値段、持ち運びできる携帯性、安定した味、健康に配慮された品目、スピーディーな提供、などが考えられます。その中でも重要な「価格」は、コンビニやファーストフード店を始めとした競合とも比較される為、付近エリアのしっかりとした競合調査が必要となります。

~Product商品~ 飽きない豊富なメニュー

大手弁当チェーンは、原材料費を低く抑えたり、店内調理の簡便化のために、定番メニューを始めとしたメニュー構成がどこの店舗でも似てしまう傾向にあります。

~Place場所・流通~ 宅配サービス・屋台Deliの登場

共働き世帯や高齢者層を中心に需要のある宅配サービスや、サラリーマンが多いオフィス街のランチ向け屋台Deliなど新しい業態ができ始めています。

~Promotion販促~ 団体との契約により販路を拡大

法人契約だけで年商50億円を超え、「コロンブスの玉子」のように、大口顧客をがっちりつかんでおくことで販路拡大と売り上げを安定させることができます。

~Profit利益~ 利益コントロール

利益をしっかり確実にあげるためには、販売価格と利益を決定した上で、その利益がしっかりと確保できるような仕入れを行うことが重要です。または、仕入先を決めた上で、仕入原価に一定の利益を加えて価格設定を行う方法もあります。

 

STEP3 中華料理店の開業シミュレーション

数字はウソをつきません。
損益計算表(P/L)は一定期間(事業年度=1年間)にいくら儲かったかを教えてくれます。
経営上は、コストを抑えいかに経常利益を増やしていくかが重要となります。

変動費(原価)
原価率31.3%

売上高

固定費
(人件費、家賃、その他経費など)
人件費対売上高比率35.9%

売上総利益
(粗利益)

売上高総利益率68.7%

経常利益
売上高経常利益率2.3%

(引用:上記比率は中小企業リサーチセンター「小企業の経営指標2010」の「黒字かつ自己資本プラス企業」の数値を抜粋)

優良中華料理店の経営指標 (営業利益率2.6%)

【収益性】
・原価率31.3%
・人件費対売上高比率35.9%
・売上高営業利益率2.6%
・売上高経常利益率2.3%

【生産性】
・従業者一人あたり売上高:1,319.3万円
・従業者一人あたり人件費:460.5万円

【安全性】
・自己資本比率:16.8%

(引用:上記比率は中小企業リサーチセンター「小企業の経営指標2010」の「黒字かつ自己資本プラス企業」の数値を抜粋。)

※当ページの内容は大同生命社のページを参考としております。

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